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QUESTION1.
黄砂は喘息に影響しますか?
ANSWER
黄砂は、喘息や花粉症の悪化など人体に与える悪影響が懸念されています。
2010.4.4 21:22 産経ニュースに詳しい記事が出ています。
環境省が平成14~19年度に実施した黄砂実態解明調査で、黄砂飛来時の浮遊粉塵(ふんじん)の成分を分析したところ、硫酸イオンや硝酸イオンの濃度が相対的に高いことが判明しました。
「これは四日市喘息の原因として知られる二酸化硫黄や二酸化窒素などが反応し、黄砂に付着したとみられます」(大分県立看護科学大学の市瀬孝道教授(生体反応学)のコメント)
中国の工業地帯を通過した際に付着した可能性が高く、吸い込むと「のどや気管で炎症を起こす危険があります」(市瀬教授)。
さらに、黄砂にはアレルギー反応を活性化させる死亡微生物が大量付着していることも判明し、動物実験で、黄砂とスギ花粉の両方を投与すると、黄砂や花粉の単独投与より激しいアレルギー反応が確認されました。
砂の主成分である二酸化ケイ素もアレルギー反応を活性化させることが知られており、市瀬教授は「黄砂は砂そのものと、付着した微生物により、花粉症などのアレルギーを悪化させる可能性が高い」と指摘しています。
喘息の方は飛来時にはマスクをしましょう。
QUESTION2.
ディーゼル排気ガスは喘息に影響しますか?
ANSWER
ディーゼル排気ガスの吸入で喘息症状が増悪することが明らかになっています。
インペリアルカレッジ心配研究所(ロンドン)のKian Fan Chung教授とニュージャージー大学 公衆衛生学部などの国際研究機関の研究者らが、ディーゼル排気ガスにより大気が汚染されている道路は喘息患者に重大な影響を及ぼすとNew England Journal of Medicine(2007;357:2348-2358)に発表しています。
ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンに比べて一酸化炭素と二酸化炭素の排出濃度は低いですが、同一出力のガソリンエンジンよりも移動距離当たりの微粒子量は100倍以上で、大気の微粒子汚染の主因となっています。
Chung教授らは、ディーゼル駆動のタクシーとバスだけが許可されているロンドンのオックスフォード通りの西端に沿って歩いてもらった軽症と中等症のボランティア喘息患者60例を対象に排気ガスの影響を調査しました。
オックスフォード通りを2時間散歩中と散歩後に調査したところ、被検者は喘息症状が増悪し、1秒率の低下と肺の炎症を呈しました。また、これらの値が通常のレベルに戻るには数時間を要しました。
同教授らは、ディーゼル排気ガスは空気中に微細な塵埃、汚泥、すす、煙を排出するため、喘息患者に問題を引き起こすと考えています。微粒子の大きさは様々ですが、2.5μm未満の微粒子や最も微小な”超微粒子”であれば、肺の奥深くに吸入されて呼吸器系の障害をもたらす可能性があります。また、超微粒子は血液に吸収されて、悪影響を及ぼすことがあります。
2時間の散歩中のディーゼル排気微粒子のレベルと肺活量の減少、肺の炎症の増悪には相関が見られました。
「今回の研究は人々の健康を守るため、大気汚染を改善する必要性を明らかにしました。喘息患者が実際に汚染された地域をわずか2時間散歩しただけでも肺に悪影響が生じることを正確に計測した最初の研究です。実験室外の、実際の生活の場における最初の調査となります。」と述べています。
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